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Procreate(プロクリエイト)の作品を Photoshop で開く方法

Photoshop は .procreate ファイルを直接開けないため、先に PSD が必要です。iPad があれば、Procreate で作品を開いて「アクション > 共有 > PSD」をタップし、AirDrop で Mac に送るか、ファイルアプリやクラウドドライブに保存します。iPad がなければ、.procreate ファイルを toPSD にドロップすると、アップロードせずにブラウザの中でレイヤー付き PSD を作れます。あとは Photoshop の「ファイル > 開く」で開くだけです。

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手順

  1. PSD を用意する

    iPad がある場合は、Procreate で作品を開き「アクション > 共有 > PSD」をタップします。iPad がない場合は、.procreate ファイルを toPSD の変換ツールにドロップし、「レイヤー付き PSD を保存」を選びます。

  2. パソコンに移す

    iPad からは、AirDrop で Mac に送るか、ファイルアプリ、iCloud Drive、Google ドライブ、Dropbox に保存してパソコンでダウンロードします。toPSD でダウンロードした PSD は、すでにパソコンの中にあります。

  3. Photoshop で開く

    「ファイル > 開く」で PSD を選ぶか、Photoshop のウィンドウにドラッグします。Procreate の各レイヤーが、それぞれ別のレイヤーとして読み込まれます。

  4. 埋め込まれたカラープロファイルを使う

    「埋め込まれたプロファイルの不一致」ダイアログが出たら、「埋め込まれたプロファイルを使用(作業用スペースの代わりに)」を選びます。作業用スペースに変換してしまうことが、色がくすむいちばんの原因です。

  5. 見え方が変わりやすいレイヤーを確認する

    ピクセルとして読み込まれるテキストレイヤー、「色相」や「彩度」に設定したレイヤー、ストロークのやわらかい縁を確認します。直し方はこのあとで説明します。

iPad がある場合:Procreate から PSD を書き出す

Procreate 自身の書き出し機能です。手順は Procreate ハンドブックの「イメージを共有」に、「アクション > 共有 > PSD をタップし、ファイルの共有先を選択します。」と書かれています。

  1. Procreate のギャラリーから作品を開きます。
  2. 「アクション」(レンチのアイコン)をタップし、「共有」を開きます。
  3. 「イメージを共有」の下にある「PSD」をタップし、書き出しが終わるまで待ちます。
  4. iPadOS の共有シートで、AirDrop、「“ファイル”に保存」、クラウドドライブのアプリなど、送り先を選びます。

複数の作品をまとめて共有するときは、ギャラリーで「選択」をタップして作品を選び、「共有」から形式を選びます。

PSD をパソコンに移す方法

方法 向いているケース やり方
AirDrop Mac 共有シートで AirDrop を選び、Mac を選択します。PSD は「ダウンロード」フォルダに届きます
iCloud Drive Mac または Windows 「ファイル」アプリの iCloud Drive に保存します。Mac では Finder から、Windows では iCloud for Windows か icloud.com から開きます
Google ドライブ、Dropbox、OneDrive どのパソコンでも 共有シートでアプリを選び(iPad にインストールが必要です)、パソコンでファイルをダウンロードします
USB メモリ ネットがない、ファイルがとても大きい USB-C のドライブを iPad に挿し(または変換アダプタを使い)、「“ファイル”に保存」でドライブを選びます
メール 小さなファイル 多くのメールサービスには添付ファイルの容量制限があるため、レイヤーの多い大きなファイルは送れないことがあります

共有シートに iPad 版の Photoshop が表示されることもあります。これをタップすると、ファイルが読み込まれないまま Photoshop が開くという報告があり、Adobe コミュニティのスレッド(英語)では、いったん「ファイル」に保存してから Photoshop の中で PSD を開く方法が紹介されています。

Procreate の PSD に残るもの

ハンドブックには、PSD では「レイヤー、レイヤー名、不透明度、表示 / 非表示、ブレンドモードがすべて保持されます。」とあります。それ以外の項目については書かれていないため、ハンドブックの記載と toPSD が書き出す内容を並べました。

PSD の中身 Procreate の書き出し toPSD
レイヤー、レイヤー名、順番 あり あり
不透明度と表示 / 非表示 あり あり
ブレンドモード あり 26種類すべてを Photoshop の描画モードに対応
グループ 記載なし あり(レイヤーグループとして)
クリッピングマスクとレイヤーマスク 記載なし あり
カラープロファイル 記載なし 埋め込み(Display P3 は Display P3 のまま)
テキストレイヤー 記載なし ピクセル(編集できるテキストではありません)

iPad がない場合:.procreate ファイルを変換する

メールや共有ドライブで .procreate ファイルを受け取ったクライアント、アートディレクター、印刷会社、制作会社の方や、iPad が壊れた・手放したけれど iCloud Drive や Google ドライブにバックアップが残っているイラストレーターの方は、こちらの方法になります。

ファイルを toPSD の変換ツールにドロップしてください。ブラウザの中でレイヤーを読み込み、ファイルをアップロードすることはありません。プレビュー、レイヤー一覧、フルサイズの PNG はアカウントなしで無料、最初のレイヤー付き PSD は無料アカウントで無料です。通常の PSD に収まらない大きなキャンバス(1辺が 30,000ピクセル超、または 2GB 超)は PSB で保存され、こちらも Photoshop で開けます。無料のビューアも含めてすべての方法を比べたい場合は、iPad なしで Procreate のファイルを変換する方法をご覧ください。

Photoshop で開いたときによくあるトラブルと直し方

Procreate や Adobe のフォーラムで特によく見かけるのは、「色が変わる・くすむ」と「ストロークのまわりに黒い縁が出る」の 2つです。

色が変わる・くすむ・薄くなる

原因はカラープロファイルです。Procreate のキャンバスは、sRGB より色域の広い Display P3 になっていることがよくあります。Photoshop が PSD を作業用スペースに変換したり、PSD にプロファイルが入っていなかったりすると、色が平坦に見えたりずれたりします(Adobe のスレッド、英語)。

  • Photoshop に聞かれたら、「埋め込まれたプロファイルを使用(作業用スペースの代わりに)」を選びます。
  • 「編集 > カラー設定」で、RGB を「埋め込まれたプロファイルを保持」にしておきます。
  • PSD にプロファイルが入っていない場合は、Procreate の「アクション > キャンバス > キャンバス情報」でカラープロファイルを確認し、Photoshop の「編集 > プロファイルの指定」(Assign Profile)で同じプロファイル(多くは Display P3)を指定します。

toPSD の PSD にはカラープロファイルが埋め込まれているので、上の 1つ目の選択をするだけで iPad で見ていた色になります。

ストロークのまわりに黒い縁が出る

Procreate はピクセルを「乗算済みアルファ」で保存しています。半透明のピクセルの色が、あらかじめ黒寄りに混ぜられている状態です。この色をそのまま PSD に書き込むと、やわらかい縁がすべて暗くなり、線のまわりに輪郭線があるように見えます。Adobe コミュニティ(英語)で紹介されている直し方は、該当するレイヤーごとに「レイヤー > マット > 黒マット削除」(Layer > Matting > Remove Black Matte)を実行して、この混ざり方を元に戻すことです。toPSD は書き込む前にピクセルをストレートアルファに変換しており、私たちの確認では縁のピクセルもストロークの色を保っていました。

テキストを編集できない

toPSD で変換したテキストレイヤーは、ピクセルレイヤーとして読み込まれます。見た目は正しいものの、文字を打ち直すことはできません。変更が必要な場合は、Photoshop の文字ツールで作り直してください。

「色相」「彩度」のレイヤーの見え方が違う

Photoshop は「色相」と「彩度」の描画モードを Procreate とは異なる計算で処理するため、これらのレイヤーは少しずれることがあります。toPSD の無料 PNG と見比べてみてください。気になる場合は、書き出す前に Procreate でそのレイヤーを下のレイヤーと結合するか、Photoshop で調整します。

レイヤーが統合されて開く、「このバージョンの Photoshop と互換性がありません」と表示される、といったトラブルは Procreate の PSD のトラブル(英語)で扱っています。

このページの検証方法

2026年 10月 12日に、Silicate の MIT ライセンスのサンプル .procreate ファイルを toPSD で変換し、作成した PSD を Windows パソコンの Adobe Photoshop、Photopea(英語)、GIMP(英語)で開きました。いずれでも、レイヤー、グループ、ブレンドモード、レイヤーマスクが正しく読み込まれました。このページのために Procreate 自身の PSD 書き出しは検証しておらず、その内容は Procreate ハンドブックから引用しています。

よくある質問

Procreate のファイルを PSD に変換するには?

iPad では、Procreate で作品を開き「アクション > 共有 > PSD」をタップして保存先を選びます。iPad がない場合は、Chrome、Edge、Firefox、Safari で toPSD に .procreate ファイルをドロップし、レイヤー付き PSD をダウンロードします。どちらの方法でもレイヤー名、不透明度、表示 / 非表示、ブレンドモードが保持され、toPSD ではグループとマスクも書き出されます。

Procreate に PSD ファイルはありますか?

Procreate は作品を PSD ではなく独自の .procreate 形式で保存します。「アクション > 共有 > PSD」から PSD としてコピーを書き出すことができ、Procreate のハンドブックによると、そのコピーにはレイヤー、レイヤー名、不透明度、表示 / 非表示、ブレンドモードが保持されます。.procreate ファイルしか手元にない場合は、toPSD でブラウザからレイヤー付き PSD に変換できます。

Procreate から書き出すなら、どの形式がいいですか?

作品の使い道によって変わります。すべてを残したバックアップなら .procreate、Photoshop などでレイヤーを使って作業を続けるなら PSD、透明部分を含む高画質の 1枚画像なら PNG、共有用の軽いファイルなら JPEG、印刷用なら PDF か TIFF が向いています。レイヤーが残るのは .procreate と PSD だけです。

Photoshop と Procreate はどちらがいいですか?

得意な作業が違います。Procreate は iPad と Apple Pencil のために作られたドローイング・ペイントアプリで、買い切りです。Photoshop はパソコン向けを中心とした編集ソフトで、写真編集、印刷用データの準備、レイアウトに強く、サブスクリプションで提供されています。Procreate でラフや彩色をして、レイヤー付き PSD で Photoshop に移して仕上げるイラストレーターも多くいます。

Photoshop で .procreate ファイルは開けますか?

開けません。Windows 版・Mac 版の Photoshop は .procreate 形式を読み込めず、拡張子を .psd に変えても中身は Procreate の形式のままなので開けません。iPad の Procreate から PSD を書き出すか、toPSD で .procreate ファイルをレイヤー付き PSD に変換してから、「ファイル > 開く」でその PSD を開いてください。

レイヤーやブレンドモードはそのまま残りますか?

はい、どちらの方法でも残ります。Procreate が書き出す PSD にはレイヤー、レイヤー名、不透明度、表示 / 非表示、ブレンドモードが保持されます。toPSD はそれに加えて、26種類すべてのブレンドモードを Photoshop の描画モードに対応付け、グループ、クリッピングマスク、レイヤーマスク、カラープロファイルも書き出します。テキストはピクセルになり、「色相」と「彩度」のレイヤーは Photoshop で少し見え方が変わることがあります。

開きたい .procreate ファイルがありますか?

レイヤー付きの PSD が数秒で手に入ります。最初の 1 枚は無料で、ファイルがパソコンの外に出ることはありません。